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October 11, 2019

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口腔がん撲滅委員会シンポジウム

October 17, 2019

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「口腔がん」は「希少がん」?

2019/03/01

 有名人の病気はマスコミやSNSで大きく取り上げられ、注目されることがあります。著名人であるが故に病気以外にも配慮することが多く、心労が絶えないのではないかとお察しします。しかし、一方で特定の疾患が大きく報道されることは、その病に対する一般の認識が広がる一助になります。普段から歯科医師がどれだけ歯やお口の健康について啓蒙しても、専門外の方が広める情報の影響力には勝てません。料理の味は作った本人よりも食べた客が評価したほうが信憑性があるのと似ているのかもしれません。

 さて、某タレントさんの舌癌が大きく報道された影響で、日本中の方が自分の舌や口の粘膜に関心を持っています。「口腔がん」という悪性腫瘍があることを初めて知った人もいらっしゃるでしょう。

 今回はこの「口腔がん」について少し触れてみたいと思います。

 

 「口腔がん」は口腔領域に発生する悪性腫瘍の総称ですが、疫学的には全がんのうち1%程度のいわゆる「希少がん」です。ところが、わが国における「口腔がん」罹患患者は1975年には2,100人であったのが、現在は約8000人に増加しています。多くのがんで発症率が減少傾向にある中、増加していることも「口腔がん」の特徴といえます。男女比は3:2で男性に多く、年齢的には60歳代が最も多いとされています。

 「口腔がん」の中でももっとも発生率が高い部位は「舌」で、約60%は「舌癌」とされています。口腔は消化器系の入り口であり、喫煙や飲酒、食物などによる化学的刺激に暴露され、さらにう蝕や義歯などの補綴物による機械的刺激があることから、発癌にかかわる特殊な環境と危険因子が複数存在する場所であると考えられています。特に国際的にも喫煙と飲酒の両方を嗜好する国において口腔がん発症率が高いことが分かっています。

 口腔は歯以外の表面が扁平上皮という粘膜で覆われているため、組織学的な分類では「口腔がん」の90%以上は「扁平上皮癌」であり、直接見て触れることができることから、比較的検診は容易とされています。

 しかしながら、歯科医師であっても、専門的に多くの所見を診た経験がないと、診断は難しいとされています。左の写真ですが、上は「口腔

がん」ですが、下はがんではありません。診断の難しい「がんもどき」といわれる所見もあり、専門家であっても肉眼では判断できない病態が多々存在します。

 また、口腔粘膜には「白板症」や「紅板症」といった前癌病変と呼ばれる疾病状態もあるため、口腔粘膜に異常を感じる方は「口腔がん検診」が極めて重要です。日本人における前癌病変の保有率は2.5%と報告されています。

 

 

 「口腔がん」は痛みを伴わないことも多いため、病態が増悪してから受診される傾向があります。「口腔がん」は切除できても、大きく切除すると機能障害が残存し、後の摂食・嚥下機能に大きなダメージを残すことになります。

 当院は開院1年で2人の「口腔がん」を発見し、専門機関へ直ちに紹介しております。また、件の報道後、多くの患者さんが「口腔がん」を心配して当院を受診しておられます。「口腔がん」は全体的に見れは「希少がん」ですが、意外と身の回りに存在し、見えているのに見過ごされがちな悪性腫瘍ですので、十分に気を付けていただきたいと感じています。当院には14年間「口腔がん」の治療に従事してきた「口腔外科専門医」がおりますので、お口の中でご心配の際には、お気軽にお尋ねください。

 

 

 

京都府長岡京市井ノ内の一般歯科・小児歯科・口腔外科などの歯の治療や、訪問歯科診療・口腔ケアなどはおおはし歯科口腔外科クリニックにお任せください。

 

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