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口腔がん撲滅委員会シンポジウム

October 17, 2019

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口腔がん撲滅委員会シンポジウム

2019/10/17

 

 

 9月29日に口腔がん撲滅委員会のシンポジウムに参加してきました。堀ちえみさんの件以後、口腔がんという言葉がやっと一般的に認知されるようになってきたように感じます。日本では口腔がんの死亡率が約35.5%と先進国の中で極めて遅れています(米国19.8%)。以前病院に勤務していた時も、なぜこの状態になるまで放置されていたのかと不思議に思う進行口腔がんの患者さんをたくさん診る機会がありました。この理由は、口内炎や歯周病などと誤認されやすいことや、そもそも口腔にがんができるという認識がないことなどがありますが、やはり日本では定期的に歯科医院に受診する、口腔がんの検診を受けるという文化が根付いていないことにあると感じます。以前のブログでも申しましたが、口腔がんは全がんの約1%程度という希少がんであることから、行政を通じたがん検診事業はその費用対効果を考慮しても難しいものがあります。しかしながら、歯科医院はたくさんありますので、普段から歯科医院で歯周病や虫歯予防のために通院する習慣があれば、同時に口腔がんについても診察してもらえる機会は少なからずあるのではないでしょうか。

 口腔粘膜の異常はたいていの場合は口内炎であったり、感染であったり、がんではない粘膜疾患であったりすることが多いのですが、どちらともいえない境界領域、あるいは「がんもどき」と呼ばれるような紛らわしい病態が存在するため、口腔外科専門医であっても最終的な判断は組織検査をしなければわかりません。歯科医師は正常な粘膜を認識できるわけですから、そうではない所見は普通ではない、何かおかしいと判断し、場合によっては専門機関への受診を勧めるかどうかという判断ができます。歯科医院での診察はあくまでもスクリーニングですので確定診断を期待する必要はありません。もしご自身の口腔内で何かおかしいな、これは何だろうという疑問があれば、躊躇せずかかりつけの歯科医院を受診してください。少なくとも2週間以上続く口内炎は歯科医院で診てもらうことをお勧めします。早期の口腔がんであれば後遺障害をほとんど残さず治癒する可能性が高くなりますので、やはり虫歯や歯周病予防を目的とした定期的な歯科医院への受診は、幅広い意味で命を守ることにつながるのではないでしょうか。

 当院では口腔外科専門医が口腔がんについても診察いたしますので、遠慮なくご相談ください。

 

 

 

京都府長岡京市井ノ内の一般歯科・小児歯科・口腔外科など歯の治療はおおはし歯科口腔外科クリニックにお任せください。

 

 

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